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2016/12/5 更新

物性セミナー

  • 物性物理全般の話題を取り上げています.
  • 開催は不定期です.
  • 世話人 --- 小手川 恒 
これまで行われたセミナーは以下のリンク先にあります。
(2015年度) | (2014年度) |

今年度の物性セミナー

第4回
講演題目: テラへルツ波パルスによる磁性体の超高速スピン分光
日時:12 月 13 日(火) 15:10-16:10
場所:Z401 教室
講師:中嶋 誠 氏(大阪大学レーザーエネルギー学研究センター)
スピントロニクスの進展と共にスピンの超高速分光・制御の期待が高まっている。これまでにも超短光パルスに より光領域にてファラデー・カー効果を用いた研究例は比較的多く行われている。しかしながら, これらはすべて 光の電場成分を用いた間接的な励起によるものであった。
テラヘルツ波パルスをハーフサイクルの磁場パルスとして用い, 直接スピンに作用させてスピンを励起・観測・制御 することを試みた。ナノ磁性体ε型酸化鉄における円偏光テラヘルツ波放射,キャント型の反強磁性体 YFeO3, ErFeO3におけるスピン歳差運動のコヒーレント制御とスピン再配列転移, 高強度テラヘルツ波や金属メタマテリアルを用いたスピン歳差運動の増幅,巨視的磁化配向の制御など, これまでに行ったテラヘルツ波の磁場成分を用いた磁性体に関する研究成果について紹介する。
これらの結果は, テラヘルツ波パルスの磁場成分を用いることで, スピン歳差運動や磁気ドメインの超高速制御が (サブ)ピコ秒の時間分解能で可能であることを示しており, 超高速スピントロニクスの発展に寄与するものと 期待される。

第3回
講演題目: 反強磁性近藤半導体CeRu2A10および三角格子(Ba3CoSb2O9, CsCuCl3)の最近の進展について
日時:12 月 6 日(火) 17:00-18:00
場所:Z402 教室
講師:世良正文 氏(広島大学大学院先端物質科学研究科)
CeRu2Al10は2010年にStrydomにより報告された反強磁性秩序を示す初めての近藤半導体として, 盛んに研究されている。 この物質はTNが27 KとCe化合物としては非常に高く,その起源が問題となった。この物質の異常は,(1)TN以下での 磁気モーメントの向きがパラ領域での大きな磁化率の異方性(χa>>χc>>χb)から期待されるa軸ではなく,c軸である, (2)GdRu2Al10でさえTN=16Kであるのに,CeRu2Al10は27Kという異常に高いTNを示すこと,(3)TN以下で大きなスピン ギャップ,電荷ギャップが開く,(4)格子定数に異方的なランタノイド収縮からのずれがある,(5)元素置換により,TN以下の 磁気秩序の性質が大きく変わる(例えば,RuサイトをRhで置換するとパラ領域の磁化率の異方性とconsistentなa軸を磁気 モーメントが向く)など奇妙な性質を示す。これらの異常に異方的なc-f混成が重要な役割を果たしていると考えられるが, 未だにミクロな機構は解明されておらず,今も盛んに研究されている。物性セミナーではわれわれのグループにおける現状を話そうと思います。
最近三角格子をはじめましたが,Ba3CoSb2O9とCsCuCl3について磁気異方性の起源の違い,磁気相図の磁場方向依存性, 最近CsCuCl3で発見した圧力誘起1/3プラトーについても触れたいと思います。

第2回
講演題目: スクッテルダイト化合物にみる多極子近藤系の物理
日時:10 月 28 日(金) 17:00-18:00
場所:Z101 教室
講師:椎名亮輔 氏(琉球大学理学部)
RT4X12(R: 希土類、T: 遷移金属、X: プニクトゲン)の組成を有する充填スクッテルダイトは、 高対称性や籠状構造に由来する特徴的な強相関電子状態が実現する系として、活発な実験研究が展開されてきた化合物群である。 一方、近年の研究から、多くのスクッテルダイトで伝導バンドおよび局在f電子状態ともに明らかになってきており、 理論的にも、両者の相互作用の解明を進めるための格好の舞台であることが分かってきた。 本講演では、多極子・伝導電子の現実的な相互作用型を調べることにより、スクッテルダイトの多彩な秩序化現象や 伝導特性が如何に理解できるかについて議論する。 特に、謎が多いとされたSmRu4P12に関する理論研究の最近の進展について詳述する。

第1回
講演題目: Basics of nuclear magnetic resonance and its application to solid state physics
日時:8月4日(木) 15:10-16:40
場所:Z102 教室
講師:古川裕次 氏(アイオワ州立大学・国立 AMES 研究所)
核磁気共鳴法は物質中の電子の電気的・磁気的状態を微視的に調べる非常に有効な実験手段で、 物質科学の分野で活発に使われています。本セミナーでは、核磁気共鳴の基本原理から、その固体物理学への応用まで、 技術的なこともなことも含め英語で講義する予定です。

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