f電子の反強磁性が作る巨大な異常ホール伝導を発見。国際学術誌『Physical Review Letters』に掲載
2024/09/05
物理学専攻の小手川恒准教授、田中裕斗さん(博士前期課程)を中心とする研究グループは反強磁性起源の異常ホール効果が生じるf電子系化合物を発見しました。
異常ホール効果(磁場が無くても生じるホール効果)は磁石のような強磁性体で生じると認識されていましたが、近年、特定の反強磁性状態でも生じることが分かってきました。物理学専攻の小手川恒准教授、田中裕斗さん(博士前期課程)、を中心とする研究グループは反強磁性構造が異常ホール効果発生の条件を満たしているf電子系化合物Ce2CuGe6において非常に大きな伝導度をもつ異常ホール効果が実現することを発見し、Physical Review Letters誌に発表しました。
この研究成果について、9月5日に本学からプレスリリースを行いました。詳しくは下記リンクをご覧ください。