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前田 順平 まえだ じゅんぺい

博士(理学)、東京工業大学、2009年

理学研究科准教授

研究グループ: 素粒子実験グループ

研究室: 自然科学総合研究棟3号館315室

電話: 078-803-6667

電子メール:

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研究内容

 ヒッグス粒子の発見によって素粒子標準模型は完成しましたが、まだ多くの謎があります。その謎を解く鍵を見つけるため、欧州素粒子研究所CERNで行われている世界最高エネルギーの陽子衝突型加速器LHCを用いたATLAS実験に参加しています。 ATLAS実験は国際協力で行う世界最大規模の実験ですが、ここでハードウェアミューオントリガーの日々の運転や将来計画に向けた改良の研究を行うと共に、散乱事象の研究を通して,新しい物理の発見に尽力しています。
 電子回路技術やコンピューティング技術も含め、様々な技術が不可欠な分野です。これまで参加してきたドイツDESY研究所での電子陽子衝突実験ZEUSやフランスで行われている原子炉ニュートリノ振動実験Double Choozでも、 多くの素粒子実験で技術や考え方は一緒であり、最先端の技術情報を調べながら研究しています。

代表的な論文

  • ATLAS Collaboration, "The ATLAS trigger system for LHC Run 3 and trigger performance in 2022", JINST 19 (2024) no. 06, P06029.
  • Double Chooz Collaboration, "The Double Chooz antineutrino detectors", Eur. Phys. J. C 82 (2022) no.9, 804.
  • ATLAS Collaboration, "Performance of the ATLAS muon triggers in Run 2", JINST 15 (2020) no.09, P09015.
  • ATLAS Collaboration, "Search for heavy particles decaying into a top-quark pair in the fully hadronic final state in pp collisions at s=13 TeV with the ATLAS detector", Phys. Rev. D 99 (2019) no.9, 092004.
  • Double Chooz Collaboration, "First measurement of θ13 from delayed neutron capture on hydrogen in the Double Chooz experiment", Phys. Lett. B 723 (2013) 66-70
  • Double Chooz Collaboration, "Indication of Reactor anti-νe Disappearance in the Double Chooz Experiment", Phys. Rev. Lett. 108 (2012) 131801
  • ZEUS Collaboration, "Study of tau-pair production at HERA", JHEP 1102 (2011) 117.

講義

  • 全学共通:物理学実験
  • 学部教育:古典電磁気学, 物理学実験1
  • 博士前期: 
  • 博士後期: 

last update August 2024
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