物理学科(学部)

物理学科の教育・研究

物理学は、素粒子、原子、分子、物質、そして宇宙に至るきわめて広い範囲にわたる自然界の構造と機能の根本原理を探究する学問です。私たちの身のまわりにある物をどんどん細かく分けていくと最後にはどうなるのでしょうか。また、私たちの身のまわりの物質は、さまざまな条件下でどんな性質を示すのでしょうか。
物理学は基礎科学としての自然科学およびその応用科学技術の土台を成す重要な学問分野です。物理学科における教育、また物理学専攻(大学院)での先端的研究への参加を通じて、基礎科学への貢献並びに科学技術の進展に対応できる人材の育成を目指しています。

教育の特色

物理学は基礎から積み上げていく学問です。このため1~3年次では、力学、電磁気学、量子力学、統計力学、物理実験など、物理学の基礎的な科目に重点を置いて、演習を組み合わせてなど充分な時間をかけて学習し、理解を深めることができるようにしています。しかしこれらの基礎的な科目では、皆さんが期待されている物理学の興味深いトピックスとの関連性が見えにくいのも事実です。そこで、現代物理の面白さを味わってもらうために「現代物理学」を1年次に開講するとともに、基礎的科目の授業においても現代物理学とのつながりを意識して講義内容に工夫を加えています。4年次には研究室配属となり、それまでに培った物理学の基礎力を活かして特別研究(卒研)を行います。

神戸で、勉学も学生生活も楽しもう

神戸大学理学部物理学科は、定員35人(+5人が3年次編入)と比較的小規模です。これを生かした丁寧な教育指導が、なんと言っても本学部の特徴です。学部自体にまとまりがあり、行事、生活サポートなども充実しています。また、神戸という街は勉学にもってこいの場所です。詳しくはこちら(学業と日常)をご覧ください。